2019年3月21日木曜日

ヒロシ 『ヒロシの自虐的幸福論』



本屋で存在を知り即買いした。『ヒロシです。』(感想)『ヒロシです。2』(感想)『ヒロシです。華も嵐ものり越えて』(amazon)は読んでいるし、『まいにち、ネガティブ』(amazon)っていう日めくりカレンダーも持っている。ちょっと前の話だけど、織田信成がヒロシ好きでヒロシの真似して、さらに本人とコラボみたいな番組やってたことがあって、それ見てちょっと織田信成の好感度があがったりもした。その程度(つまり積極的に情報を追いかけちゃいないが目に入ったときは無視しない程度)には好きなので、躊躇なしというか後先考えずに買った。

ネタっぽい短文が右側ページでそれに関連した短いエッセイ見たいのが左に載っている構成。「6 大人が子どもにしたことは、大人は覚えていない。」ってやつが、構成に意外性があってよかった。「3章 働くのがいやな人へ」は一発屋芸人のレッテルを貼られるとどんな扱いを受けるのかってことが書いてあって将来的には割と貴重な資料になるかも知れないとか思った。一発屋認識されたあとでその内実を本にできるポジションの人はあんまりいないもんね。

全体に色んな決めつけ(成功するならこうしなきゃ駄目だとか)に小さな声で異議申し立て(そんなふうにしなかったけど、おれはどうにかやっているぞ)を行っている感じで、幹の部分は好感を持って読めた。枝葉のところで、そういうノリは00年代で終わりにしておこうよって思う記述が散見されたのであんまり人には勧めないと思う。でも点けたテレビにヒロシ出てたらなんとなくこれからも見ちゃうだろうなあ。経営者、ユーチューバーなんかの肩書きもついたみたいだし、マイペースで長く活動していってほしい。



ヒロシの自虐的幸福論 (だいわ文庫)

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