蟹工船 ─まんがで読破─
一冊目はこれ。とりあえず僕と「まんがで読破」の関係について書いておきますに、
初期の頃の作品はそれすらも全て社長の名前なので、僕が大好きな「蟹工船」の作者が誰なのかを知ることは永遠にないのです、とほほ。あの作者がもっと描いてたらもっともっと名作が生まれていたろうに!と書いてあったので見るだけ見る感じで読んだ。たしかに絵柄には結構迫力があった。
分析心理学・自我と無意識 ─まんがで読破─
書名は入っているけど、『まんが ユングの後半生』って感じだった。原作が書かれた当時のご託が垂れ流されてるように思える箇所もあり、微妙な気分だった。
純粋理性批判 ─まんがで読破─
現代の高校を舞台に課外授業としてカントの紹介する感じのストーリーで、現代から見てカントの言ったことにこういう批判もあるみたいな情報も入れてあり、工夫を感じた。原作読んでみよっかなと思わせる度会いも高かった。今回読んだ五冊ではベスト。
国富論 ―まんがで読破─
何がしたいのかよくわからなかったし、ケインズに描かれていた内容から考えて、これこそカントのように現代から見た批判を入れる必要がありそうなんだけど、そういう展開にもならず。もっともやっつけ感を感じたのはアメリカ大陸の発見が1942年になっていたこと。チェックする人間がいなかったのかなあ。それにしても……。
資本論 ─まんがで読破─
何がしたいのかわからなかった2。マルクス自身は一度も出てこないで、チーズ職人が資本家と工場立ち上げて、儲け主義と人間らしさに引き裂かれるみたいなドラマが描かれるだけ。しかも最後は尻切れトンボ。読了時に首をかしげた。
何冊か読むとケインズは当たりだったなと改めて思う。
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